Y U R A 〜その忍、黒き蝶の如し〜

「それは万華鏡って言うんだよ」


見慣れぬ商品を手に取り、次々と買っていく。



しばらくすると、巧みな笛の音が聴こえてくる。


「ほう。笛の演奏か」

「見ろ!踊り子もいるぞっ」


通りを行き交う人々は、颯の奏でる笛の音に引き寄せられる。

そして、由羅の舞に魅了される。



午前中の人の波が過ぎた頃…。


「はぁ〜、疲れたっ…」


忍びの1人が倒れ込む。