Y U R A 〜その忍、黒き蝶の如し〜

陽蔵が腕を出すと、鷹は吸い寄せられるように陽蔵の腕に留まる。


その鷹の足には、紙が括り付けられていた。

陽蔵は慣れた手つきで、鷹の脚から紙を取る。


紙に目を通し、由羅たちに視線を移す。


「次の依頼だ」



陽蔵たちの言う『依頼』とは、忍者の仕事のようなもの。


その依頼の内容とは様々…。

時にはスパイとして忍び込み、時には宝を盗み、時には暗殺をも請け負う。