『ピーンポーン』 ……ん? お客さん? 誰か来る予定あったかな 僕は本をテーブルの上に置いて ベッドを下りて 点滴を引きずって玄関へ向かった 「どちら様ですか?」 インターフォンに出ると何やら騒がしい 『オイ! 何か言えよ!』 『どうして私が!? ここは彼女が言いなさいよ!』 『な…何言えば良いの!? インターフォン押したのは柿沢くんでしょ!?』 ワイワイ騒がしい外 声と会話の内容でわかった 「どうしたの? 黒木さんに樹…小谷さんまで」 扉を開けると 3人が照れたように笑っていた