連れて来られたのは体育館裏と呼ばれる場所。 呼び出しには定番だよね。 菜「それで、要件は何ですか?」 私は一番リーダー的な先輩に聞いた。 て言うか、人増えてない? さっき教室に来たのは3人だったのに、今は5、6人に増えている。 しかも全員化粧がケバいし香水が臭い。 早く帰りたい…。 「アンタ、疾風様の何なの?」 今まで何度聞かれたか分からないこの質問。 菜「幼馴染みですけど。」 私はキッパリと答えた。