No.1ガール〜桜の姫〜①


連れて来られたのは体育館裏と呼ばれる場所。



呼び出しには定番だよね。




菜「それで、要件は何ですか?」




私は一番リーダー的な先輩に聞いた。




て言うか、人増えてない?



さっき教室に来たのは3人だったのに、今は5、6人に増えている。



しかも全員化粧がケバいし香水が臭い。




早く帰りたい…。




「アンタ、疾風様の何なの?」



今まで何度聞かれたか分からないこの質問。



菜「幼馴染みですけど。」



私はキッパリと答えた。