あれはよく晴れた日のこと。 私は15歳の話し。 「姫華〜」 「なにー?」 私はまだ問題児ではなくて ママもパパも友達とも うまくいっていたのだ。 そして私には兄がいた。 そう、過去形で。 兄とはうまくはいっていない。 「姫華、これ優に渡してきて」 えっ、あいつに…?