クラスにつく頃、晴輝が後ろから誰かに呼び止められる。
「晴輝」
「結城先輩!どうしたんすか?」
部活の先輩らしい。晴輝の話しで聞いたことのある名前だ。
さらっ、とした黒髪に、柔らかな笑顔。
……かっこいい。
晴輝と全然ちがーう!!
「いや、最近部活どうだ?」
「楽しいっすよ!」
物腰が大人だ。
すると結城先輩と目が合った。
「なんだ?晴輝、もう彼女か?」
「光はただの幼なじみですよ」
「あ!晴輝がいつもお世話になっていますっ!」
くすり、とまた結城先輩が笑った。
「お世話になってるのは、俺の方だよ。結城彼方です。宜しく」

