「ねぇ、大丈夫?」 少年は突然かけられた声にうっすらとまぶたを開けた。 眩しさに目を細めながらも、声の主を視界に入れる。 視界に広がるのは、街灯に照らされて舞う白い雪、反射して輝くハニーブラウンの髪。 きれい……。 女神様が、迎えに来てくれたのかな……。 少年の意識は、そこで途切れた。 【 ? side end】