禁断のプロポーズ

 さあ? と言い、
「夏目さんがなんとなく、智久さんには敬語使えなかったのは、自分の血の繋がった甥だって、わかってたからなんですかね?

 血が呼ぶとか?」
と言うと、莫迦、と言う。

 そのまま、冷えたビールを胸に何本か抱えると、それを取ってくれようとしてやめた夏目が、後ろから抱きしめてきた。

「夏目さん?」

 夏目は、しばらく、じっとしていたが、手を離し、今度こそ、ビールを取って行った。

「よし、行くぞ」

「は?

 はい、わかりました」
となんだかわからないが、二人しか居ないはずなのに、相当騒がしい居間へと戻る。