禁断のプロポーズ

「兄妹関係 否定」

「やっ……」

「やったあっ!」
と克己と手を合わせて、飛び上がる。

「やったーっ。
 よかったですっ、水沢さんっ!」

「よかったね、未咲ちゃんっ」
と抱き合って、喜んでいたのだが、夏目は一人、冷静になにかを見ている。

「どさくさ紛れになにやってるんですか」

 振り返りもせず、夏目は克己に文句を言っていたが、
「なにしてるんですか?」
と言うと、パソコンを閉じてしまう。

 その仕草、どっかで見たな、と思ったのだが、克己の勢いと己れの嬉しさに流されてしまった。

 みんなは、一体、なんの騒ぎだ、という目で見ている。

 水沢さん、実はいい人だー。

 未咲は、自分のことのように喜んでくれる克己に強く感謝した。