「自分がついてた役員の爺さんをうまくちょろまかしてね。
俺の仕えてた爺さんなんだけど。
爺さん、チェック不足で飛ばされて辞めたよ」
「表沙汰にはならないんですか?」
「するわけないだろー。
会社の不祥事なのに。
結局、はっきりしないまま。
犯人は、彼女か、未咲の姉かって言われてたんだけど。
ほら、平山と三人が仲良かったじゃない」
と言われても、いちいち女子社員を覚えていない。
「二人、同じ頃、辞めたからね。
でも、片方は、結婚退職だったから、ちょっと未咲の姉さんの方に疑いかかってたけど。
自殺してるしね。
まあ、自殺したこと、知ってる人、少ないけど」
「でも、あいつが横領とかしないと思うんですが」
「まあ、あの気性をよく知ってる奴なら、そう思うだろうね。
僕も知ってる。
だから犯人はーー
早川伶奈だ」
俺の仕えてた爺さんなんだけど。
爺さん、チェック不足で飛ばされて辞めたよ」
「表沙汰にはならないんですか?」
「するわけないだろー。
会社の不祥事なのに。
結局、はっきりしないまま。
犯人は、彼女か、未咲の姉かって言われてたんだけど。
ほら、平山と三人が仲良かったじゃない」
と言われても、いちいち女子社員を覚えていない。
「二人、同じ頃、辞めたからね。
でも、片方は、結婚退職だったから、ちょっと未咲の姉さんの方に疑いかかってたけど。
自殺してるしね。
まあ、自殺したこと、知ってる人、少ないけど」
「でも、あいつが横領とかしないと思うんですが」
「まあ、あの気性をよく知ってる奴なら、そう思うだろうね。
僕も知ってる。
だから犯人はーー
早川伶奈だ」



