「専務かもしれないじゃない。
っていうか、なに。
まだ、課長とか呼んでるの?」
「いけませんか?」
「いけなくはないけど。
結婚して子供が出来て、
『今、忙しいから、それ、課長さんにやってもらって』
とか言うわけ?」
と克己は言い出す。
「いや、その頃には幾らなんでも、普通に呼んでるんじゃないですかね……?」
スマホを片付け、
「もうちょっとしたら帰ります」
と言うと、
「一次会終わるまでは居なよ。
幹事なんだから」
と克己は言うが、
「大丈夫ですって、このくらい盛り上がってれば」
と未咲は、第二秘書の美女軍団と他の部署の男たちを見回す。
「私が居なくなっても気づきませんって」
「そうかなあ。
ああ、じゃあ、僕も一緒に出るよ」
「……それは気づかれますよ」
百パーセント、灰原に気づかれそうな気がする。
「じゃあ、まあいいから、もうちょっと呑んで」
となにが、じゃあ、まあ、いいからなのかわからないまま、なみなみと酒を注がれてしまう。
っていうか、なに。
まだ、課長とか呼んでるの?」
「いけませんか?」
「いけなくはないけど。
結婚して子供が出来て、
『今、忙しいから、それ、課長さんにやってもらって』
とか言うわけ?」
と克己は言い出す。
「いや、その頃には幾らなんでも、普通に呼んでるんじゃないですかね……?」
スマホを片付け、
「もうちょっとしたら帰ります」
と言うと、
「一次会終わるまでは居なよ。
幹事なんだから」
と克己は言うが、
「大丈夫ですって、このくらい盛り上がってれば」
と未咲は、第二秘書の美女軍団と他の部署の男たちを見回す。
「私が居なくなっても気づきませんって」
「そうかなあ。
ああ、じゃあ、僕も一緒に出るよ」
「……それは気づかれますよ」
百パーセント、灰原に気づかれそうな気がする。
「じゃあ、まあいいから、もうちょっと呑んで」
となにが、じゃあ、まあ、いいからなのかわからないまま、なみなみと酒を注がれてしまう。



