「莉茉、ちゃんとこっちを見ろ。」 「……、」 暁が莉茉ちゃんの顎に手を添えて、顔を近付けた。 「…まさか…。」 「う、うん?」 「デザートだけとは言わないよな?」 「……。」 にっこりと微笑む暁から、さっと視線を逸らした莉茉ちゃん。 ……図星だったんだね。