「莉茉。」 自分の膝の上に乗せた莉茉ちゃんの顔を覗き込む暁。 「うん?何?」 「夜、どこかに飯でも食いに行くか?」 「本当?」 ぱっと、莉茉ちゃんが顔を綻ばせる。 暁と出掛ける事が本当に嬉しんだろうな。 俺まで微笑ましくなる。