「……やっぱり…。」 「……?」 「……このまま寝室に籠りてぇ。」 小さな溜め息を吐き出す。 なぁ、莉茉。 ――――可愛い過ぎるだろ。 このまま仕事なんて、蛇の生殺しだ。 「―――馬鹿。」 「ふっ。」 耳まで赤く染めて俯く愛おしい莉茉の頭に口付けを落とした。