「……暁?」 俺が軽く白目を向き掛けた時、 ……聞こえた天使の声。 「っ、莉茉ちゃん!!」 「…え?大雅さん…?」 ドアに足を挟まれている俺に目を丸くする莉茉ちゃん。 彼女の後ろに、神々しい光が見えた気がした。 「…どうしたんですか?」 首を傾げた莉茉ちゃんがとてとてと、俺達の方へと近付いて来る。