観念して暁の首の後ろに腕を回して絡ませた私は、このまま行為を受け入れようとした、 ……その瞬間。 ―――ピンポーン。 インターフォンの音が、寝室まで響き渡る。 「……。」 「……チッ。」 固まる私に、不機嫌な暁が盛大な舌打ちをした。