「…莉茉…。」 唇から離れ首筋に暁によって落とされる口付け。 時々、ちくりと淡い痛みが走るのは、赤い花を散らされているからで…。 「…あ、あ…。」 甘い吐息が私の口から流れる。 もう、 ………抵抗が出来ない。 「……暁。」 ーーー狡い。 私ばっかりが、こんなにも乱されるんだから……。