「…ぁん…。」 暁の律動の動きに翻弄される。 ーーー痛みがなかった訳じゃない。 貫くような痺れと、 ……甘い満足感。 「…暁、…暁…。」 うわ言のように暁の名前を繰り返し呼び続けた。 「っ、」 ちくりと首筋に走る痛み。 「……?」 「莉茉が俺のものだって言う“証”だ。」 その痛みの理由が分からず首を傾げる私の首筋に、暁は手を這わせた。