「…………え?」 会う? 叶くんに……? …………私が? 「……莉茉。」 動揺する私の髪を、暁の大きな手が撫でる。 胸の内が揺らいだのは一瞬。 「うん、会う。」 暁の瞳を真っ直ぐ見つめて私は頷いた。 「は?」 「え?」 な、何?