「莉茉。」 「何?」 「こっちに来い。」 …俺の側に… 「うん。」 手を差し出せば、にっこり微笑んだ莉茉がゆっくりと近付いて来る。 「莉茉、楽しんで来たか?」 「うん、暁これを見て。」 自分の手を差し出す莉茉。 …………何だ? 「ネイル可愛いでしょう?」 嬉しそうな表情で莉茉が顔を自慢げに綻ばせる。