地上に落とされた 哀れな鳥は 空を恋しく思う 上を見上げては 羨むほどに 自分の羽が 醜くなっていくだけ 汚れた羽では もう 大空を舞うことも許されない もがけば もがくほどに 暗く深い闇へと落とされる ーーそんな気がした だからこそ そのまま羽を閉じよう もう何も 求めぬように