君に声届くまで。



自殺、と言っても、
本当に死んでしまっては意味がない。


これはただ、
「父と母を試す」
それだけだ。

あたしが自殺未遂を犯したことによって、
父と母に、もっとあたしを見てほしかった。



まず、毎日少しづつ、
薬を服用した。

だんだんと衰弱する計画だったけれど、
効果はイマイチ現れなかった。


次に、硫化水素、練炭。
準備までしたところで、
家政婦さんに見つかって、断念した。


家政婦さんが両親にその事を伝えたらしいけれど、
父も母も、全く興味を持たなかった。


やっぱり、あたしの存在なんて、
そんなものでしかなかったんだ。


消えるなら、いっそ消えてしまえ。


あたしは、自分の手首を切断する寸前まで、包丁で切り刻んだ。