君に声届くまで。



「希望……明君……」


私は、玄関から出ないままそう呟いた。

どうして…2人が…。

そこには、制服を着てコンビニの袋を提げた希望と明君がいた。


「にこっち、お見舞い来たよ」


いつもと変わらない様子で手を振る希望。
ただ、私を見つめる明君。


私の中で、何かが変わる音がした。


「虹心、なにしてんだ」


そこへ、部屋の中から瞬がやってきた。
私の様子に、瞬は訝しげな顔をする。

けれど外の客人を見て、納得したように私に小声で話しかける。


「お前は部屋に入ってろ」


そう言うと、私を部屋へ押し込んで、玄関の扉を閉めた。