君に声届くまで。



どれくらい寝たのだろう。

目が覚めると、
ベッドに西日が差し込んでいた。


「ん〜!よく寝たぁ!」


私はすっかり元気になった身体をベッドから起こす。


水でも飲みに行こうと立ち上がった時、
部屋に入ってきた杏ちゃんに声をかけられた。


「あ、虹心ねぇおはよ。外にお友達来てるよ〜?」


「えっ…?」


杏ちゃんの言葉に、
一瞬、動作が止まった。

友達………?
施設に………?

私は急いで階段を駆け降りた。

なんで….どうして…?


バクバクと高鳴る心臓が、
より一層私を不安に駆り立てる。


友達、友達、友達。
あの2人しか、
思い浮かばない。


勢い良く玄関の扉に手をかける。


施設の玄関を開けた先に、
彼女達はいた。