君に声届くまで。



『親御さん、なんて?』



『あ、今ね、瞬に連絡してて、こっちに来てくれるって!』



そう伝えると、
明君は一瞬目を見開いた。



手のひらに視線を戻すと、
また文字を綴る。



『瞬が?』



『うん。まだ学校にいるみたいで。多分すぐ来てくれると思うよ』



私がそう告げると、
明君はひとつ頷き、
椅子に座り直した。


瞬が言うには、
ただ1年生の時にクラスが一緒だっただけらしいけれど…
本当にそれだけなんだろうか?


なんだか、私にはこの2人の間に、
何かある気がしてしょうがなかった。



私も、大人しく明君の隣の椅子に座る。


それから、瞬がすごい形相で駆けつけるまで、
私たちに会話はなかった。