君に声届くまで。




『うん、大丈夫w』



私は、ホッと一息つくと、
ベッドに座り直した。



『また今度、お菓子作ったら持っていってもいいかな?』



顔が緩むのを必死に抑えながら、
私は慣れないスマホを駆使する。



『いいの?』



返信の速さに驚く。
プロか…。



『うん!だって、友達だもん!』



自分で言っていて、
少し恥ずかしいなぁ。


返信までに、
少し間があった。



『…友達……?』



明君からの返信に、
私は息を呑んだ。



『友達!私も、希望も、瞬も、みんな明君の友達だよ』



次の返信は、
さっきよりも時間がかかった。


少し経ってから、
着信の知らせが入る。



『友達って、なんか、すごいね』


思っても見なかった返事に、
私は手を止めた。


友達って…すごい……?


『友達…すごいかな?』


私はたまらなくなって聞き返す。