君に声届くまで。




「ほんっと、ごめんなさい!」


放課後。
私は返却されたテストを握り締めながら、
班員の希望、瞬、明君に頭を下げていた。


私のせいで、私の班は最下位。
1ヶ月図書室掃除を命じられた。



「いや…いいけどさ。どうしたらそんな点数になるわけ?」



希望の言葉に顔を上げると、
希望は顔を引きつらせて私を見下げていた。


私は、現実を確認するようにテストに視線を向ける。


" 19点 "


そんな点数と一緒に、


" アホか "


という担任の男性教諭、
安原先生のコメントが添えられていた。


ほんと、その通りです。先生。



「何ていうか、苦手なところが出ちゃったっていうのかな…?うん、なんか、ね?」


私は助けを求めるように瞬を見ると、

瞬は、噴き出すのをこらえるような顔で私を見ていた。



「まぁ、にこっちを責めてもなにも始まらないんだけどさ…。なんか、あんたの将来が心配だわ…」



「のっ、希望!?」



哀れみの目で見つめられて、
私は涙を滲ませる。


そんなに私ってヤバイの?


最後の頼み綱の明君に視線を向けると、
明君はおかしいと言うように微笑していた。



どうやら、
私は本当にヤバイみたいです。