それからと言うものの、あたしは白石くんに話しかけ続けた。








「白石くん、おはよう!今日の天気は晴れだね」


「……」







「おはよーう。白石くんは、東京のどこから来たの?」


「……」







「白石くん、おはよ。都会と田舎の違いはどう?」


「……」







「おはよー!白石くん、今日は雨だね。今日の体育ね、中止だって」


「……」







「おはよう、白石くん!白石くんの朝は、ご飯派?それとも、パン派?あたしは、パン派!」


「……」







「白石くん、おはよ!白石くんの好きな曲は、ロック系?それかーバラード系?あたしはね……うーん悩むけど、聴くと落ち着くからバラード系!」


「……」







「おはよう、白石くん。昨日の星、見た?すっごいキレイだったんだぁ」


「……」


「田舎の良いところって、空気が良いとか、自然がいっぱいとかってあるけど、あたし、一番はやっぱり、星が見えるところだと思うんだよね!」


「……」