涙の跡には【完】

起きると、保健室のはずなのに……


「ここどこ?!」

私は黒で統一された部屋のダブルベッドで
寝てた

ガチャと、ドアの開く音がして

「起きましたね
誓優ぁー、お姫様起きたよーーっっ!!」

耳が痛くなるほど大きい声で叫んでた

「失礼しました……
俺は此処の副総長をやってます
飯島 真広です」

なんか、真面目だな

「ど、どうも
長谷川 優綺です」

なぜか、私も敬語になった

早く誓優来ないかな……