狐と嫁と溺愛と

央次郎はわけもわからず交換したんだけどね…。



結局、名札を替えたふたりはほとんどの子に間違えられて…。



「はぁ…。女の子ってバカだね…」



冷めた口調でそう言ったクールな遼河でした。



まぁ、ふたりとも優しいからモテるかもね?



「すずな、お兄ちゃんたちってモテるの?」

「うん、女の子はみんな遼河兄と央次郎兄のどっちかが好き。すずなは父上がいちばんイケメンだと思うんだけど」

「そうだよね〜。大河さん、カッコいいよね〜」

「すずなのだからね?」



ニコッと笑ってごまかしといた。



大河さんがすずなのだって?



「ただいま。ヤツらは夢の中か?」

「うん、もう爆睡」

「そっか…。そっか〜‼︎じゃ、久しぶりにナナを甘やかそう」

「むふっ…」

「まずは…疲れたから喰わして?」

「喰べるのは力だけ?」

「んなわけあるか。誰にも邪魔されないで、朝までコース」



大河さんはあたしのだよ、すずな。



大河さんの望むものはなんだってあげるから、これからもたくさん甘やかしてね?



さぁ、た〜っぷり、召し上がれ‼︎



end