狐と嫁と溺愛と

そんな感じで、みんなで子育てを楽しみながらやっていたら、あっという間にみんな5歳。



「母上、幼稚園行きたくない」

「どうして?遼河、幼稚園好きだったじゃん」

「僕と央次郎、どっちがカッコいいかって、みんなケンカする」

「えっ、なにそれ…モテてんの?」

「モテる?」

「女の子に好きって言われるの?」

「うん。僕が好きな子たちと、央次郎が好きな子たちがケンカするんだよ…。ほっとけばいいの?めんどくさくて、行きたくないよ…」



親バカではない。



決して、親バカではなく、うちの子たちは大河さんに似てかなりの美形だと思う。



5歳、顔が整いすぎてる。



優しい遼河はクールな部分もあり、たまに冷めてるけど。



「母上っ‼︎大変だよっ‼︎」

「なに?朝から騒いで…」

「冬にスイカが育つと、お化けになるんだって‼︎」

「はぁ?」

「志鬼が言ってた‼︎スーパーで売ってる冬のスイカはお化けだよって…。お化け買いに行こう‼︎」



あんたも妖というバケモンだからね、央次郎…。