狐と嫁と溺愛と

日替わりで、力の強い者が部屋の外にいる。



ここで見聞きしたことは誰にも他言しないことにはなっているけど…。



「今日の護衛はいらない。何かあれば自分で対処する」

「かしこまりました」



ナナの声なんて、聞かせてやるもんか。



布団の上に転がってるナナに覆い被さると、ジーッと見つめられた。



「ん?」

「美しい」

「俺が、か?」

「うん」

「白い髪が似合うね。まつ毛まで白い。このグリーンの目、好き」



こんなに面と向かって言われると、なんだか凄く照れてしまう。



俺の好きな唇にキスをすれば、少し笑って首に手をまわす。



「もっと?」

「もっと」



カワイイ。



俺の。



これ、全部俺の。



軽く肩に噛み付くと、ピクリと動く体。



「あたしも噛み付く…」



蚊にでも刺されたような刺激に、おかしくて笑うと、ムーっと唇が尖って。



ナナの全部が愛おしい…。