朝食を食べながら、大河さんにその話をしたら頑張れと言われて。



やるだけやってみよう‼︎



「そういえば、ツワリは大丈夫なのか?」

「なんかね、妊娠に気付いた時はすっごく気持ち悪かったじゃん?でも、妖が見えるようになってから、全くなくなったの」

「ははっ、今のナナは妖だからか?よかったじゃねぇか。乗り物にも強くなったかもしれねぇな」



実際、本当にそうなってると思う。



村上さんに送迎してもらう学校までの道のりが苦じゃなかった。



妖ってすごいなぁ〜。



「大河さんはなにするの?」

「溜まった執務を片付ける。昼は白銀のラーメン」

「あたしも行くっ‼︎」

「なら、昼時に声をかけてくれ。ジローが住んでいた部屋で仕事してるから」

「わかった‼︎」



ラーメンの約束をして、ご飯を食べたら自分の部屋。



月ちゃんが持ってきてくれたのは、真っ白な生地で。



「お手本見せて‼︎」



まず、初めに作ってもらった。