狐と嫁と溺愛と

これからはもっとこっちに頻繁に戻らなきゃならないと、大河さんは言った。



「あたし、学校出たらこっちに住んでもいいよ?」

「ダメ。お前と子供達は俺と一緒の世界に行ったり来たり」

「どうして?」

「そばにいないと、不安で死ぬ」

「ははっ、わかった」



大河さんの気持ちが嬉しい。



夕食を笑いながら食べ、お風呂にも入って。



「クソ、一気に冷めちまった…」

「あたしも流されるどこだったから、蘭月さんが来てくれてよかった」

「そうだよな…。つい獣耳と尻尾に興奮した俺が悪いな…」

「早く産んで、いっぱい甘えたい…」

「盛ってんのか、妊婦」

「盛ってるよ…。ムラムラするもん」

「カワイイ…。早く産んで、俺に喰われてくれ…」



そう言って甘いキス。



大好き、大河さん。



勝手に尻尾が揺れ、耳がピクリと反応する。



変な気分だ…。



「もう眠い…」

「ん、寝るといい」

「大河さんは寝ないの?」

「お前が寝たらひと仕事。この部屋でやるから、うるさかったらごめんな?」



お仕事か…。