狐と嫁と溺愛と

そして次の日、あっちの世界の着物に着替え、久しぶりに鳥居を潜った。



「お待ちしておりました、お二方」

「リンさん、お久しぶりです」

「ご懐妊、おめでとうございます」



ポーカーフェースのリンさんが微笑んでる。



本当にこの妊娠は喜ばしいことなんだね。



そして、大河さんが妖の姿。



「こっちも好き」

「ナナ…」

「ん?」

「違和感、感じないのか…?」

「なにが?」

「コレ…」



んなぁっ⁉︎



なんか触られたよっ⁉︎



頭の上で…。



「み、耳出てるっ‼︎何で⁉︎」

「ヤバイ…。なにがなんでそうなった?俺の下半身がムダに元気になりそうだ…」



ちょっと待ってよ‼︎



着物の中の変なフワフワ感はなにっ⁉︎



まさか尻尾…⁉︎



「た、大河さん…あたし、妖怪になったの…?」

「やめて、カワイイ…。俺を見つめるな。禁欲中なのにこの仕打ち…ありえねぇだろ。発情期みてぇだ…」



大河さんに萌えられてるっ‼︎