狐と嫁と溺愛と

頭の上に見える耳と、フワフワ揺れる尻尾が見えて、よく見ると普通に出てる。



「あたしだけが見えてるわけじゃないよね?」

「あぁ、出てるな」



わかりやすい高島さんは、テンションが上がってるんだと思います。



昨日、あの後何があったかなんて、聞かないとわからないけど、なんとな〜く、いいことがあったんだってわかる。



「おはよう、高島さん」

「おはようございます、当主様、ナナ様」



後で追求していい?



大河さんを出張に送り出してから、出されたお茶を飲む。



「よかったね、高島さん」

「へっ⁉︎」

「いいことあったんでしょ?」

「あ、ありました…ね…」

「うまくいったりしちゃったり…?」

「は、はい…。千尋も好きだと…言ってくれて…」



キャァァァァ‼︎



天然金次に感謝だね‼︎



「お付き合いをすることになりました」

「やったね‼︎千尋さんもあんなクールに見えてそういう感情があったのか〜」



顔が真っ赤の高島さんが可愛くて、すごく幸せな気持ちになった。