狐と嫁と溺愛と

いつもクールな大河さんがうろたえる姿もちょっと見たくて、そのまま放置した。



夜になり、ボロボロになった志鬼くんとシェリルが帰ってきて、大河さんたちを待ってる。



「そんなにトレーニングって、何してるの…?」

「ジローさんも忙しいから、出された課題っての、やってる。隣町まで走って、休憩なしで戻ってきた。制限時間付きだからマジでキツイよ…」

「隣町⁉︎あいつ鬼だな…」

「鬼は俺だけどね?」

「あはっ‼︎妖ジョーク‼︎」



ワイワイしながら待ってると、やっと帰ってきた大河さんは千尋さんを連れてきた。



疑惑の目を向けられ、なんだかおかしい…。



「千尋にも夕食をとナナ様がおっしゃるので…」

「嬉しいですね、普段はひとりでコンビニだから。高島は一緒に食わないのか?」

「私はっ‼︎給仕ですっ‼︎」



ほのかに顔が赤い高島さんがカワイイ…。



「ナナ、着替えに行く」

「うん?」

「俺の部屋着出して?」



珍しい…。