狐と嫁と溺愛と

飲み過ぎちゃったって言ってた。



本能的に制御できなくなったってこと?



「大丈夫…かな…?」

「大丈夫だよ。ナナだって、大河さんとのそういうの、乗り越えてきたじゃん。あたしは、シェリルを信じてやるしかないしさ」

「彼女みたい」

「いやいや、まずは見極めますよ」



付き合わない微妙な関係って、どうなのかな?



あたし、そういうのぶっ飛ばして結婚しちゃったからな…。



志鬼くんも春乃も、なんだか楽しそうだし。



そんな姿を見ていたら、急に大河さんに会いたくなった。



今日も帰って来ないのかな…。



一緒に寝て、抱きしめられたい…。



甘えたい…。



「欲求不満みたいだ、あたし…」

「はぁ⁉︎盛るな、妊婦」

「抱っこされたい…」



学校が終われば家に帰り、秋銀ちゃんとティータイム。



「秋銀ちゃんは好きな子できた?」

「人間は好きじゃないから。ナナ様は別だよ?でも、人は怖いの…」



そういえばそうだった。