狐と嫁と溺愛と

その気持ちはわからなくはないけど、俺は元から力がある。



生まれた時から尻尾がいっぱい生えてたし。



「金次くんも修行するの?」

「ナナ様のこと守れるくらいの力は欲しい。ナナ様は俺たちの恩人だからな‼︎」



無邪気にそう言う金次に、ちょっとヤキモチ。



俺のナナだから、守るのは俺の役目じゃん。



まぁ、金次の言いたいこともわかるけど
、ナナを守るのは俺なんだ。



「頑張ってね、金次くん‼︎」

「なに?またお前の力やんの?」

「ダメ…?」



俺が取り込まなきゃダメじゃん。



あの作業、何気にキツイんだけど…。



俺とナナの力を分けて、ナナの気だけ吐き出すって。



繊細な仕事だって、わかってる?



まぁ、これでナナに手を出す口実ができたからいいかな?



みんなでワイワイと食べたご飯は早々に終了。



お互い風呂に入り、ベッドの上でサイドテーブルに小瓶。



これで金次が成長しすぎたらどうしよう…。