狐と嫁と溺愛と

早急に庭にプールを作る手配をしようと考え、仕事へ向かった。



「千尋、うちの庭にプール」

「かしこまりました。何メートルですか?」

「15メートルくらいでいいよ」

「はい」

「ナナに聞いて、設計とデザイン決めといて。決まり次第着工、俺の許可はいらない」

「早急にとりかかります」



ナナのワガママなら全部叶えてやるから。



だから、少しの束縛は許してくれる?



「千尋〜、俺に夏休みは?」

「不在期間に副社長がよくやってくれたんで、少しは取れそうですが…」

「が?」

「海外からの来客、お忘れではないですよね?」

「あっ…」



そういえば海外客が来るんだった…。



仕事関係で来るんだけど、めんどくさい。



まぁ、付き合いは長いし、かなり気の知れた仲。



「ビックリする報告があるから楽しみにしとけとおっしゃってましたよ」

「やめろよ、サプライズとか…。ムダにテンション高いんだよな、アイツ…」



気分が落ちたけど、仕事をしなければならない俺は会社へ。