狐と嫁と溺愛と

そのあとはお風呂に連れて行かれて、双子の狐さんたちに体や頭を洗ってもらって。



まるで介護…。



しかも移動はリンさんに抱っこという、恥ずかしい感じです。



「当主様はこちらにお運びいたしました。奥方様はいかがなされますか?」

「大河さんのとこにいます。隣に寝るくらい、いいですよね?」

「死ぬかもしれませんよ?今の当主様は当主様ではない。こんなに乱れた妖力は初めて感じました」



すでに着替えてる大河さんの隣に横になる。



大河さんになら殺されてもいい。



本当にそう思うあたしは、おかしいのかな?



相変わらずキレイな寝顔をしばらく眺め、目を閉じた。



今が何時かなんてわからないし、どうだっていい。



それほど体が重く、しんどかった。



「俺のエサが隣に寝てるじゃねぇか」



そんな声で目を覚ますと、大河さんが目覚めてこっちを見ていた。



エサとか、ひどい‼︎



多重人格みたいだよ、大河さん。