狐と嫁と溺愛と

大河さんが確立してるモノ。



それを信じなくて、当主の嫁が務まるか。



あたしも大河さんと同じ気持ちでいなきゃダメなんじゃないの?



「うん、お父さんと話てスッキリした‼︎」

「そ、そうか?なんか照れるな…」

「お父さん、あたしを育ててくれてありがとね」

「なんだよ急に‼︎恥ずかしいからやめてっ‼︎」



あなたの適当な子育てがあったから、あたしは歪まずにここにいるんだと思う。



たまには感謝してもいいでしょ?



「あっ‼︎結婚、おめでとう」

「おぅ、ありがとな、ナナ」



久しぶりにお父さんに頭をナデナデされ、恥ずかしいけど嬉しいあたし。



その時、ノックもなしに大河さんの登場。



「…………」

「えっ、なんで殺気…?」

「ナナから手を離せ…」

「あっ、すみません…。って、親子なんだから妬かれても…」

「うるさい。ジロー、必要な書類は全部千尋に預けたぞ。さっさと帰れ」

「はいはい、最近の当主様はおっかないね〜」



大河さんが拗ねてる…。