狐と嫁と溺愛と

複雑な気持ちだけどね。



でも、喰べられてないキスは、やっぱり嬉しいと思ってしまう。



「俺が間違ってるのかもな」

「うん、間違ってる。仲間は大事にしないと」

「妖の世界では俺は強くなきゃいけない。そう育てられたし、これが当たり前なんだ」

「心は痛くならない?」

「ん〜、よくわからん」

「大河さんには、間違わないでもらいたい。偉いんでしょ?尚更、間違わないで」



残酷なところも、あっていいのかもしれない。



だけど、あたしは優しい大河さんでいてほしい…。



「体調がよくなったら、タマキが会いたいって」

「あっ、帰ってきたんだよね⁉︎よかった…」

「まぁ、揉めたけどな…。そのことで、まだいろいろやることがある」

「うん、わかった」

「大人しく寝てろよ?」



これから大河さんがいい方向に変わってくれるといいな…。



狐のみんなも、自分のことを大事にしてもらいたい。