きょとんとする大河さん。



恥ずかしくて顔が赤いかも…。



「げ、元気になった…?」

「あっ、そういう意味…。てっきり、キスしたくて耐えられなくなったのかと思った」

「だ、だって‼︎疲れてるのに勉強まで見てもらったから…」

「キスじゃ力はもらえねぇよ。お前、覚醒しちゃったし」

「へっ⁉︎」

「今までは、お前から妖力がダダ漏れ状態だったわけ。俺はそれを喰ってたってこと。でも覚醒して、妖力はお前の中にしかねぇの」

「どうすればあげられるの?」



アザにキスする?



それとも、特別なことでもしないといけないの?



「それ、聞きたいの?」

「へっ?だって、大河さん疲れてるんでしょう?元気になるなら、あたしの力を喰べたらいいんじゃないの?」

「なら喰っていい?服脱いで、ベッドの上で」

「なっ⁉︎」

「セックスすればいいってこと」

「む、ムリに決まってるじゃん‼︎」

「だろ?だから無理強いはしないの」



半分ソファーに顔を埋めながらこっちを見て微笑む大河さんに、ドキドキが止まらない。