バスローブに濡れた髪。



エロい、大河さん…。



「先にベッドルーム行ってるから。ゆっくり入ってこいよ?」

「髪、乾かさなくていいの?」

「髪くらい、一瞬で乾かせる。ほら、な?」



す、すごく便利な技‼︎



これも妖術だろうけど、一瞬で髪が乾いてる…。



「あたしにもできる⁉︎」

「できねぇよ。これは自分の体にしか使えない。残念だったな」



便利だと思ったのに〜…。



ひとりでお風呂に入って、出てから髪を乾かすのに一苦労。



やっと乾いたら、大河さんのいるベッドへ。



どうやら大河さんは観光案内を見ていたようで。



「どこか行きたいところ見つかった?」

「花も時期じゃないし、遊園地は俺がイヤだ。少し遠くに行って雪山か、海沿いの温泉街行って海鮮丼?」

「海の幸〜‼︎でっかいエビフライが食べたいよ‼︎」

「生じゃねぇのかよ」

「魚介は好きだけど生物は苦手」

「ははっ、じゃ、明日はでっかいエビフライだな」



やったぁ〜‼︎