狐と嫁と溺愛と

恥ずかしいのに、大河さんは楽しそうで、なんだかちょっとムカつく…。



今のも妖術だったら?



いやいや、今のは無意識だ…。



本当に恥ずかしい…。



お昼ご飯は近くのラーメン屋。



大河さんが美味しそうなラーメン屋を調べて、そこでお昼。



「大河さんってラーメン屋好きだね」

「おぅ、ラーメンは世界一うまい食べ物だ」

「そうなの⁉︎ラーメンが一番好きなんだね」

「ナナは?何が好き?」

「外食ってあんまりしたことなかったから、よくわからない」

「なら、今から好きなもの見つけていけばいい」



心が温かくなった。



一緒に探してくれる?



あたしが好きなもの、見つけてくれる?



「それにしてもジローのヤツ、どんな生活させてたんだ…」



ブツブツとお父さんの悪口を言っていた大河さんと、おいしいラーメンを食べてお腹いっぱい。



車に戻ったら、なんだか眠くなってきた。