狐と嫁と溺愛と

いや、でも戻ってきたら困るかも。



明らかに年の差カップルだし、援助交際とか言われたらどうしたらいいの⁉︎



「華山…ナナです…」

「歳は?」

「16…」

「住所はどこ?」



屋敷の住所はこことは県が違う。



それを正直に話したら、本格的に家出少女扱い。



「なにかイヤなことでもあったのかな?」



あたしの言葉は全く信じてもらえず、涙が出てきそうになった。



このまま警察署に連れて行かれたりするの?



「ナナ、なにしてんの?」

「大河さんっ‼︎」

「なに?こいつら」

「け、警察の人で…」



大河さんの登場で、さらに疑いの眼差し。



若い男と、女子高生が昼間にデート。



これってもう、ダメなパターン?



わけを話したら、大河さんの眉間にシワが寄った。



「すみませんね、お巡りさん」

「君は彼氏かな?」

「旦那だって、説明したはずだ」



そう言った大河さんの目の色が、緑に変わった。