狐と嫁と溺愛と

あたしの誕生日が過ぎれば、きっと触れ合えるって。



一緒に遊んだりしたいな…。



「で、体調は?」

「あっ、大丈夫…。体が熱くない‼︎前みたいに動けるっ‼︎」



みんな優しい顔で笑ってくれた。



あたし、ここでやっていけるかも。



みんなを見てるとそんな風に感じた。



「じゃ、俺は不在の社長さんの代理で出張行ってくる〜」

「おぅ、任せた」

「当主様も早く力のコントロール、できるようになってください。また忙しくて家に帰れねぇと、あいつがキレそうだ」



苦笑いの大河さんに見送られ、お父さんは帰って行った。



さて、あたしも元気だからなにかしようかな‼︎



「ナナ、ヒマならドレスと着物作れ。一応外出用にな?」

「へっ⁉︎」

「高島、任せたぞ」




ドレスと着物⁉︎



それっていつ着るの⁉︎



「大河様、久しぶりに遊ぼ?」

「そうだな、仕事が終わったらな」

「かくれんぼ‼︎」

「今の俺に勝てると思うなよ?金次」

「僕が勝つよ〜」



た、楽しそうだな…。