「はい!和樹の分もあるから」 智也が差し出したのは……更に追加されたはっぴだ。 「これ誰のだよ?」 「うちのオヤジの♪遠慮し無くていいから」 「いや、してないから……」 周りの人がめっちゃ俺らを見てる中、強引に背中にはっぴをかけられる和樹。 たぶん……根本的にこいつら見送りってもんを知らないらしい。 「アタシ達姫奈の応援団やるからね」 いや、そんな。 やるからって宣言されても……。 こんな楽しい奴らと離れるのは……本当に残念だ。