「…好きなやつ、いるんじゃねーのかよ」





凛子に聞こえないくらいの声で呟いた言葉。



好きなやつって、誰なの?

やっぱり三浦?

それとも他の誰か?




…俺だったら、いいのに。




思う存分ジェットコースターに乗って、疲れたから少し休憩。



「はー、楽しい!」



カフェの椅子に座って、ココアを飲む凛子。


可愛い顔して笑うんじゃねーよ。ばーか。